糖尿病患者における動脈硬化進展の病期を反映する至適バイオマーカーの探索
【研究分野】病態検査学
【研究キーワード】
内科学 / 臨床検査医学 / 動脈硬化 / 生理機能 / バイオマーカー
【研究成果の概要】
動脈硬化進展の各病期は、初期では血流依存性血管拡張反応低下、動脈硬化中間病変形成期では足首血管指数高値、中膜内膜肥厚期では頸動脈内膜中膜複合体肥厚の3種の臨床的動脈硬化検査法の結果により評価できる。糖尿病を含めた生活習慣病患者において、これら3種の動脈硬化検査及び血中バイオマーカー測定を行い、動脈硬化進展の各病期を反映する至適バイオマーカーを探索した。糖尿病を含めた生活習慣病患者の血管動脈硬化進展病期は、尿酸、LDL-Cが高値では初期であり、ICAM-1が高値、BAP、NOxが低値では動脈硬化中間病変形成期であり、ICAM-1が高値では中膜内膜肥厚期である可能性が示唆された。
【研究代表者】