幹細胞維持分子の機能解析と全身の幹細胞の可視化を目指した総合的研究
【研究分野】生理学一般
【研究キーワード】
幹細胞 / 細胞周期 / p57 / 再生医科学 / 再生医学
【研究成果の概要】
われわれは1)低増殖、2)低代謝、3)低酸化の三条件が組織幹細胞の一般的な通則であることを仮定し、全身の組織幹細胞におけるp57、Fbw7、Fbxl5の重要性を明らかにすることを本研究の目的とした。研究の過程でCDK阻害分子p57の発現が最も幹細胞特異的であることを発見したため、p57陽性細胞系統追跡マウスを解析したところ、造血幹細胞や神経幹細胞、腸管幹細胞で特異的な発現パターンを確認した。さらに遺伝子破壊実験や系統追跡実験を行い、p57の細胞周期停止作用や幹細胞性に対する影響を見積もり、その生物学的重要性を確認した。さらにがん幹細胞においてもp57は必須であることを実証した。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
中山 啓子 | 東北大学 | 医学系研究科 | 教授 | (Kakenデータベース) |
白根 道子 | 九州大学 | 生体防御医学研究所 | 准教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究連携者】 |
後藤 由季子 | 東京大学 | 大学院薬学系研究科 | 教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2013-05-31 - 2018-03-31
【配分額】216,450千円 (直接経費: 166,500千円、間接経費: 49,950千円)