私は今までの研究の中で、核酸に結合する化合物を同定していました。その中にはマウスを使った実験で、炎症性疾患を強く抑える化合物がありました。化合物の治療効果と様々な知見から、私は体の中に炎症を引き起こす特殊な核酸-蛋白の複合体が存在し、化合物がこの複合体を阻害しているのではないかと考え、複合体の単離を試みました。その結果、炎症を引き起こす核酸と蛋白の想定に成功しました。これらの解析をさらに進める事で、様々な病気の新しい治療法が確立できる可能性があります。
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2012-04-01 - 2014-03-31
【配分額】3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)