新規の全胚ライブイメージング法による体節形成の遺伝子発現ダイナミクスの時空間解析
【研究分野】解剖学一般(含組織学・発生学)
【研究キーワード】
発生学・形態形成学 / 体節形成 / イメージング / 形態形成 / ゼブラフィッシュ / ライブイメージング
【研究成果の概要】
選択的平面照明顕微鏡を用い、ゼブラフィッシュ胚全体で遺伝子発現の空間分布の時間変化を1細胞単位で記述し解析する実験系を構築し、体節形成に重要であるher1遺伝子の発現変動を解析することを目指した。本研究で、ゼブラフィッシュ胚未分節中胚葉・体節を含む領域の核を、体節形成が始まる前から3分間隔で10時間に渡り、4次元的(空間+時間)にイメージングできた。更に得られた動画データの解析方法を開発し、1細胞単位で記述する事ができた。またher1遺伝子のレポーターゼブラフィッシュを作製するために、レポーターコンストラクトを胚に導入した。以上より、初期胚での体節形成のより詳細な時空間解析が可能となった。
【研究代表者】