Lys63型ポリユビキチン化修飾による細胞内シグナル伝達及び発癌機構の解明
【研究分野】分子生物学
【研究キーワード】
ユビキチン / 細胞内シグナル伝達 / 発癌 / 自然免疫応答 / 翻訳後修飾 / シグナル伝達 / 感染応答
【研究成果の概要】
ポリユビキチン化は、ユビキチンと呼ばれる低分子量タンパク質が標的タンパク質に鎖状に重合する現象である。ユビキチンの結合様式によって異なるパターンのポリユビキチン鎖が生じ、標的タンパク質に対して異なる生理作用を及す。本研究では、63番目のリジン残基を介して重合するポリユビキチン化 (K63型ポリユビキチン化)されたタンパク質を、細胞抽出液から精製する手法を開発した。さらに、レトロウイルスHTLV-1感染が原因である成人T細胞白血病の発症に、K63型ポリユビキチン化が関与する可能性を見出した。
【研究代表者】
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2011 - 2012
【配分額】4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)