新規アレルギー応答調節因子III型分泌性ホスホリパーゼA_2のマスト細胞における役割
【研究分野】生物系薬学
【研究キーワード】
アレルギー / マスト細胞 / ホスホリパーゼA_2 / アナフィラキシー / 分化成熟 / プロスタグランジンD_2 / 遺伝子改変マウス / 分子生物学 / 遺伝子組換えマウス
【研究成果の概要】
アナフィラキシー誘発物質であるハチ毒に大量に含まれるホスホリパーゼA_2(PLA_2)の哺乳動物ホモログIII型分泌性PLA_2(sPLA_2-III)がマスト細胞介在性アナフィラキシーを制御することを見出した。すなわち、本酵素はマスト細胞に発現しており、マスト細胞の活性化だけでなく、分化成熟そのものを制御する。脂質メディエーター関連分子群(合成酵素・受容体)のノックアウトマウスとの比較から、sPLA_2-IIIの下流でマスト細胞の調節に関わるユニークな細胞間脂質ネットワークを解明しつつある。
【研究代表者】
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2009 - 2010
【配分額】4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)