日英バイリンガルのL2語彙表象:閾下プライミングタスクによる検証
【研究分野】実験心理学
【研究キーワード】
日英バイリンガル / 単語認識 / L2語表象 / 対訳語 / バイリンガル / L2単語認識 / 語彙競合 / マスス下のプライミング / 隣接語プライミング / 心的辞書 / 語彙表象 / 音韻表象 / 国際情報交換 / 記憶システム
【研究成果の概要】
本研究の目的は日英バイリンガルを対象に、2言語で表記体系が異なるバイリンガルの英単語の脳内表象仕組みをL2能力の影響に着目して検証するものである。
この研究により、L2能力の向上により、L2語(英語)の単語認識において表記-意味間のアクセスが自動化されることが示された。また、L2能力の向上に伴い、L2語の発話において、音素単位の表象を使用して処理が可能になることを示した。また、音素表象の発達は、L2能力の向上と直接的に関連するのではなく、高L2能力を持つ者の特徴の一つである、英語圏での滞在月数により説明されることがわかった。
【研究代表者】
【研究連携者】 |
日野 泰志 | 早稲田大学 | 文学学術院 | 教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究協力者】 |
Lupker Stephen | |
Jared Debra | |
Sears Christopher | |
Verdonschot Rinus | |
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【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2016-03-31
【配分額】4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)