マイクロ流体デバイスを用いたバイオフィルムモデルの作成とバイオレメディエーション
【研究分野】生物機能・バイオプロセス
【研究キーワード】
細胞間情報伝達機構 / バイオフィルム / マイクロ流体デバイス / マイクロカプセル / クオラムセンシング / クオラムクエンチング / ヒドロゲル / 高分子カプセル / バイオフォルム / ミクロスフェア / マイクロ流路デバイス
【研究成果の概要】
マイクロ流体デバイスを用いて作製した高分子カプセルの内部に、モデルバイオフィルムを作成した。緑膿菌のバイオフィルム形成は、シグナル分子を介した細胞間情報伝達機構であるクオラムセンシング(QS)により制御されている。シグナル分子加水分解酵素の生産菌とQS菌をカプセル内部で共培養することで、QS機構が効果的に抑制されることを示した。
シグナル分子の加水分解酵素をカプセル内部に封入することで、緑膿菌のバイオフィルム形成を効果的に抑制可能となることを実証した。マイクロカプセルを培養容器として利用し、環境修復に利用可能なモデルバイオフィルム、QS機構抑制によるバイオフィルム形成阻害技術を開発した。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
松永 行子 (津田 行子 | 松永 行子(津田行子)) | 東京大学 | 生産技術研究所 | 特任講師 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【配分額】5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)