幹細胞分化制御機構のケミカルバイオロジー
【研究分野】生物分子科学
【研究キーワード】
生理活性物質 / ケミカルバイオロジー / 天然物有機化学 / 生体機能関連物質 / 細胞分化 / エピゲノム / 多能性幹細胞
【研究成果の概要】
マウスES細胞を用いたin vitro血管再構築系によって新たな血管新生阻害剤を見出し、それらを用いてES細胞から血管への分化過程を制御するメカニズム解明につながるような知見を得ることを目的に研究を行った。研究代表者が見出した血管新生阻害剤であるアズマミドについてはマウスiPS細胞を用いて血管新生阻害活性を評価したところ、ES細胞を用いた場合と同様に血管新生阻害活性を認め、iPS細胞を用いた血管再構築系の化合物評価系としての有効性を確認できたため、ESとiPS細胞を用いた場合の違いを詳細に検討している。また、アジェラディンについては海外共同研究者との連携によって誘導体の活性評価を行い、これまで考えられていたマトリックスメタロプロテアーゼ(MMP)以外の標的分子の存在があることを見出し、血管への細胞分化誘導における機能を検討している。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
宮本 和明 | 独・国立病院機構 | 中国がんセンター臨床研究部 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2009
【配分額】18,850千円 (直接経費: 14,500千円、間接経費: 4,350千円)