終止コドン多義性を実現するペプチド鎖解離因子のスイッチ制御機構の解明研究
【研究分野】生物分子科学
【研究キーワード】
翻訳終結 / リボソーム / tRNA / 分子擬態 / ペプチド鎖解離因子 / 遺伝暗号解読 / タンパク質合成 / ペプチド鎖解離因
【研究成果の概要】
我々はtRNA擬態分子である真核生物(古細菌)解離因子による終止コドンの解読制御機構を明らかにするために、古細菌由来因子による単体・複合体結晶構造に基づく分子機構解明を行った。その結果、古細菌の翻訳系では、伸長因子aEF1αがtRNAに加え、解離因子aRF1および古細菌Pelotaと結合機能する新事実を明らかにした。この知見は全ての遺伝暗号解読段階においてGTP結合因子のリボソーム上での普遍的な作用機構を示唆する。
【研究代表者】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010 - 2012
【配分額】19,630千円 (直接経費: 15,100千円、間接経費: 4,530千円)