コヒーシンアセチル化制御ネットワークの解析
【研究分野】ゲノム生物学
【研究キーワード】
コヒーシン / アセチル化 / Esco / 姉妹染色分体間接着 / DNA複製 / MCMヘリカーゼ / ゲノム / Mcmヘリカーゼ / クロマチン / 姉妹染色体 / 転写制御
【研究成果の概要】
ヒトでは2つのコヒーシンアセチル化酵素、Esco1、Esco2の存在が知られているが、其々の役割については不明である。Esco1はコヒーシンサブユニットPds5と直接結合し、この結合が染色体上のコヒーシンへの局在とアセチル化に重要であることを示した。さらに、分裂期のEsco1のリン酸化がPds5との結合を阻害することを示した。また、Esco2は、Esco1とは別の経路を介し、DNA複製因子Mcmとの相互作用が活性化に必要であることを示した。一方で、複製後の分裂期やG1初期には、Esco2はCul4依存のユビキチン-プロテアソーム経路により積極的に分解され、活性が抑制されることを示した。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
中戸 隆一郎 | 東京大学 | 分子細胞生物学研究所 | 助教 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【配分額】16,510千円 (直接経費: 12,700千円、間接経費: 3,810千円)