バングラデシュ村落部における地下水中ヒ素除去装置の開発と普及に関する実証的研究
【研究分野】土木環境システム
【研究キーワード】
バングラデシュ / 地下水 / ヒ素対策 / 適正技術 / 商業化
【研究成果の概要】
バングラデシュ人民共和国では地下水の多くが自然由来のヒ素に深刻に汚染されている。しかし村落部では、飲料や調理等に地下水が使用されているため2008年には24,000から38,000人のヒ素中毒疾患者が存在するとされている。この問題を解決するため、現地で入手可能な材料を使用してヒ素・鉄を除去する装置を研究費で施工・設置した。この装置は砂を用いて鉄フロックに取り込まれたヒ素をろ過/除去するものであり、現地で入手可能なコンクリートリングで建設したものである。この装置のパフォーマンスのモニタリングを行い、普及に関する実証的研究を行った。ヒ素除去装置施工・設置に伴う経済効果、支払意思額の分析等を行い、AIRPの経済的妥当性や商業化の可能性を明らかにした。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
福士 謙介 | 東京大学 | サスティナビリティ学連携研究機構 | 准教授 | (Kakenデータベース) |
杉田 映理 | 東洋大学 | 国際地域学部 | 准教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究連携者】 |
MD.MAFIZUR Rahman | バングラデッシュ工科大学 | 土木工学科 | 教授 |
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【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2012
【配分額】16,640千円 (直接経費: 12,800千円、間接経費: 3,840千円)