ポスト・パンデミック時代における持続可能な山岳観光の分析
【研究キーワード】
山岳地域 / 非生物多様性 / 人新世 / 複合的システム / 比較分析 / ポスト・パンデミック / サスティナブル・レクリエーション
【研究成果の概要】
新型コロナウイルス感染症パンデミックの事情から、2021年度は調査の一部しか実施できなかった。主な原因は現場における諸制限、一部の当事者の不在や、対面での調査の実施困難であった。このような事情にもかかわらず、研究課題に関する文献調査、研究協力者とのオンライン会合などを行い、一部の現地(富士山)では聞き取り調査調査を実施した。また、山岳地域の「非生物多様性」(Geodiversity)について世界各地の事例研究から情報を整理し、保護地域の管理や保全において非生物多様性の位置付けについて理解を得ることができた。また、非生物多様性の評価方法、とりわけ今回の研究の主な特色でもある質的研究方法の可能性について研究者同士で議論を進め、一定の理解を得ることができた。さらに、米国の国立公園管理における非生物多様性の評価取り組みに注目すると同時に、非生物多様性と生物多様性の接点に関する網羅的議論や異なる観点・解釈から情報や論筋の整理を行なった。現在文献調査に基づいた論文一件を書き終え、投稿の準備中である。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
山本 清龍 | 東京大学 | 大学院農学生命科学研究科(農学部) | 准教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2021-04-01 - 2024-03-31
【配分額】4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)