戦後・現代イギリス文学における「老い」とその変容
【研究分野】英米・英語圏文学
【研究キーワード】
老い / ジェロントロジー / ageing / gerontology / ジェンダー / 戦後 / 現代イギリス文学 / 現代イギリス文化 / 戦後・現代イギリス文学 / 戦後・現代イギリス文化史 / 英米文学 / 戦後・現代イギリス小説 / イギリス社会文化史
【研究成果の概要】
現代イギリス社会における「老い」を、文化的観点、身体論的観点、文学的観点から考察した。老いの意味と経験が文化的要素に深く規定されていること、老いの身体的現実を否定する言説が広く浸透していることが確認され、その過程と様子がさまざまなテキスト分析によって示された。結果的に、高齢化の進む社会において、老年期及び老年者の主体が、他者化されることなく、いかに表象・理解されうるかが大きな課題であることが理解された。同時に、それに文学・文化作品が重要な役割を果たしうる可能性が明らかになった
【研究代表者】
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2010 - 2012
【配分額】3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)