スピン伝導の基礎理論構築と新規なデバイスの設計
【研究分野】応用物性・結晶工学
【研究キーワード】
スピントロニクス / 輸送理論 / 非平衡グリーン関数 / スピン軌道相互作用 / 物性理論 / スピン・軌道相互作用 / Beyond CMOS
【研究成果の概要】
本研究課題では、強磁性薄膜のエッジ間に有機分子を挟んだスピン量子十字構造素子なる新規なデバイスを提案し、そのスピン伝導特性について非平衡グリーン関数を用いて理論的に調べた。また、プロトタイプのデバイスを作成し、実験結果と比較することによって理論の検証を行った。研究の結果、アンダーソン・ハミルトニアンを用いて、スピン伝導の一般式を得ることに成功した。同時にプロトタイプのスピン量子十字構造素子を作成することに成功し、理論と実験の良い一致が得られた。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
海住 英生 | 北海道大学 | 電子科学研究所 | 助教 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2009 - 2011
【配分額】4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)