複核金属中心による相乗的分子活性化を利用した新規化学変換反応の開発
【研究分野】触媒・資源化学プロセス
【研究キーワード】
触媒・化学プロセス / 構造・機能材料 / 複核活性点 / 相乗的・協奏的分子活性化 / 触媒
【研究成果の概要】
銅二核構造を有するγ-Keggin型シリコタングステート[γ-H_2SiW_<10>Cu_2(μ-1,1-N_3)_2]^<4->(I)がジアゾ化合物を用いたオレフィンのシクロプロパン化反応の良い触媒前駆体となることを見出した。種々のオレフィン類が効率的に対応するシクロプロパンへと変換可能であった。さらに、新規バナジウム二置換ホスホタングステート[γ-H_2PV_2W_<10>O_<40>]^<3->(II)が、過酸化水素を酸化剤とした環状アルカンのヒドロキシル化反応に対して、≧98%のアルコール選択性、≧80%の過酸化水素有効利用率を示した。
【研究代表者】
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2009 - 2010
【配分額】4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)