電磁スピニングシステムによるナノ流路駆動極小ポンプの開発
【研究分野】応用物理学一般
【研究キーワード】
マイクロ流路 / 電磁スピニングシステム / マイクロマシン / マイクロカプセル / マイクロモーター / EMSシステム / 微小ポンプ / 界面モニター / 分子吸着 / 電磁スピニング / 微小モータ / マイクロマニピュレーション / 粘性計測 / 粘弾性
【研究成果の概要】
本研究は、極微小化が可能な遠隔力学操作方式である電磁スピニング(以下EMS)システムを用いて、マイクロ流路中において重要な機械構成部材となるマイクロポンプなどの要素部品を作り上げるための基盤技術を開発することを目的とした。研究では、球のトルクベクトルを3次元的に任意制御することにより微小球を任意の場所へ配送するシステムを構築した。また外部トルクによる転がり運動を精密に計測することにより、これまで物理的な定量測定が困難であった静止および動転がり摩擦の計測が可能になった。これらのシステムを用いて、転がり摩擦の変化から分子の吸着状態を精度よく検出するバイオセンサーの研究を展開した。
【研究代表者】
【研究連携者】 |
美谷 周二朗 | 東京大学 | 生産技術研究所 | 助教 | (Kakenデータベース) |
平野 太一 | 東京大学 | 生産技術研究所 | 技術職員 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2011 - 2012
【配分額】3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)