大臼歯形状にもとづくアジア・アフリカのヒトと類人猿の進化に関する分析的研究
【研究分野】自然人類学
【研究キーワード】
大臼歯 / エナメル質 / 類人猿 / マイクロCT / 進化 / ギガントピテクス / オランウータン / 中国
【研究成果の概要】
本研究では、中国産のギガントピテクスやオランウータン、台湾産のオナガザル類、インドネシア産の人類化石など、アジアの類人猿を中心とした霊長類歯牙化石を対象に、3次元形状分析を実施した。とくに南中国から出土するギガントピテクスの大臼歯については、研究の現状を確認し、中国の研究者との共同研究体制を確立した上で、マイクロCTデータをもとにした形状分析を行い、現生類人猿や化石人類などのデータと比較して、歯冠エナメル質が全体に厚いが分布は咬合面付近に偏るなどの特徴を明らかにした。
【研究代表者】
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2010-04-01 - 2014-03-31
【配分額】4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)