「魔法形質」による種分化過程の解明と理論構築
【研究キーワード】
種分化 / ゲノム / リシーケンス / GWAS / 集団遺伝
【研究成果の概要】
本研究は、適応と生殖隔離の両方に作用する「魔法形質」としてすぐれて単純な機構であるカタツムリの巻型の進化を、分子生態学的アプローチと数理生物学的アプローチによって深く追究することを目的とする。我々は、台湾南東部において実施した広域の細密サンプリングによって収集した約1500サンプルに対し、MIG-seq法によって膨大なシーケンスデータを取得した。また、31の代表的なサンプルに対してはリシーケンスデータを取得した。これらを特定の種のドラフトゲノムに対してマッピングをおこなって得た多数のSNPデータから、カタツムリの巻き方向を決定する遺伝子領域の特定を進めた。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
山崎 曜 | 国立遺伝学研究所 | ゲノム・進化研究系 | 助教 | (Kakenデータベース) |
土松 隆志 | 東京大学 | 大学院理学系研究科(理学部) | 准教授 | (Kakenデータベース) |
山道 真人 | 長崎大学 | 熱帯医学研究所 | 客員准教授 | (Kakenデータベース) |
|
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【配分額】18,070千円 (直接経費: 13,900千円、間接経費: 4,170千円)