機械刺激感受性チャネルTMCタンパク質の構造機能解析
【研究キーワード】
チャネル / 膜タンパク質 / クライオ電子顕微鏡 / 単粒子解析
【研究成果の概要】
本年度は,クライオ電子顕微鏡単粒子解析による構造決定に向けて,粒子像の方位決めを改善するためのサンプル調製を推進した。具体的にはyeast surface displayを用いたnanobody library selectionの系の確立を推進するとともに,TMCサンプルとauxiliary subunitとの複合体形成の条件検討をおこなった。その結果,TMCとCa2+ and integrin binding protein(CIBタンパク質)を共発現させて精製することで複合体を調製することに成功した。クライオ電子顕微鏡による撮影画像を解析し,膜貫通領域を含むTMCに対してCIBタンパク質が結合していることがわかる予備的な密度マップを得ることに成功した。
【研究代表者】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【配分額】4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)