金属ワイヤー導波路を用いたテラヘルツ近接場プローブ計測技術の開発
【研究分野】光工学・光量子科学
【研究キーワード】
テラヘルツ / 3Dプリンター / 導波路 / 近接場 / ベクトルビーム
【研究成果の概要】
本研究では、理想的なTHz 導波路である金属ワイヤの形態制御によって、THz 波に対する回折限界を超えた集光及び電場増強、伝搬波の分岐等の光波操作を実現し、それらを組み合わせた新たな開口型THz 近接場プローブ計測方法を開拓することを目的とした。より強いテラヘルツ波を金属尖端に集光させるための、高強度テラヘルツベクトルビーム生成手法を新たに考案した。また、任意の金属導波路形状を作製可能な3Dプリンターの高分解能化を進め、造形後の構造に金メッキを施して作製した導波路において、世界で初めて1THz以上のテラヘルツ波を伝搬させることに成功した。
【研究代表者】
【研究協力者】 |
田丸 博晴 | |
神田 夏輝 | |
根本 夏紀 | |
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【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【配分額】4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)