超高感度磁場計測に向けた光格子磁力計の開発
【研究分野】素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
【研究キーワード】
光格子 / 光学磁力計 / 量子エレクトロニクス / レーザー冷却 / 非線形磁気光学回転 / 地球電磁気
【研究成果の概要】
本研究では、極低温まで冷却されたアルカリ原子を光格子に閉じ込めることで、高感度で高空間分解能を有する磁力計の開発を行った。磁気光学トラップによってルビジウム原子の予備冷却を行い、偏光勾配冷却による冷却温度の更なる改善を行うことで、原子を光格子中に捕獲することに成功した。また新たにレーザー光源や周波数安定化システムの開発を行うことで、磁場を測定するための非線形磁気光学回転の実験系の構築を行うことができた。これらの開発によって光格子磁力計を実現するために必要とされる技術の確立を行うことができた。
【研究代表者】
【研究協力者】 |
酒見 泰寛 | 東京大学 | 原子核科学研究センター | 教授 |
井上 壮士 | 東北大学 | 学際科学フロンティア研究所 | 助教 |
内山 愛子 | 東北大学 | 大学院・理学研究科 |
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【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【配分額】3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)