GPUを用いた衝突計算コードの開発
【研究分野】固体地球惑星物理学
【研究キーワード】
惑星形成 / 進化 / ハイパフォーマンス・コンピューティング / 理論天文学 / 固体地球物理学
【研究成果の概要】
研究代表者がこれまでに開発してきたCPUベースの天体衝突コードをGPUベースに改良した。幾つかの工夫を施し、最終的にはCPUベースで達成していた速度の30倍以上の演算性能を出せるようになった。応用例として、高解像度の月形成衝突計算を行ったところ、原始月円盤に低解像度の計算では見られなかった腕状構造が現れたが、角運動量輸送はあまり起こらず、現在の月が形成可能な円盤が形成された。また、衝突実験グループとの共同研究も行い、本計算コードの有用性を示せた。
【研究代表者】
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2010 - 2012
【配分額】3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)