素粒子研究の未来開拓を目指す百トン級水チェレンコフ検出器の開発とその国際的展開
【研究分野】素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
【研究キーワード】
宇宙線 / 国際協力 / 素粒子実験 / 陽子崩壊 / ニュートリノ
【研究成果の概要】
素粒子の統一理論や物質支配宇宙の解明を目指した、次世代の陽子崩壊・ニュートリノ検出器の実現可能性を調べた。また世界中の熾烈な競争環境の中、互いの調査結果の情報交換や協力関係構築を行ってきた。宇宙線ノイズを避けるため地下に100万トン規模の巨大な実験装置を設置する実験計画となるが、大空洞掘削に適した強固な岩盤の場所の地質学的調査や、空洞の形の最適化、装置内部にとりつける光センサーの必要数の検討を行ってきた。実験を断念させるような困難はなく、百万トン級水チェレンコフ検出器の概念設計が完了した。
【研究代表者】