βパイロクロア酸化物におけるラットリング現象の解明と新物質探索
【研究分野】物性Ⅱ
【研究キーワード】
ラットリング / 超伝導 / カゴ状化合物 / 電子格子相互作用 / 籠状化合物 / βパイロクロア酸化物 / 新物質探索 / 物性実験 / パイロクロア酸化物
【研究成果の概要】
ラットリングとは、比較的大きな原子のカゴに閉じこめられた小さな原子(イオン)の振動であり、その非調和性による異常に大きな振幅のために周りの伝導電子と強く相互作用する。この電子ーラットリング相互作用を通して強結合超伝導や電子の有効質量増強が起こる。本研究ではその典型物質としてβパイロクロア酸化物に着目し、単結晶試料作製、構造解析、物性測定を通して、ラットリング現象の本質を明らかにした。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
岡本 佳比古 | 東京大学 | 物性研究所 | 助教 | (Kakenデータベース) |
山浦 淳一 (山浦 淳) | 東京大学 | 物性研究所 | 助教 | (Kakenデータベース) |
|
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010-04-01 - 2014-03-31
【配分額】18,980千円 (直接経費: 14,600千円、間接経費: 4,380千円)