二分法的思考が社会的適応に及ぼす影響の研究
【研究分野】教育心理学
【研究キーワード】
二分法的思考 / 適応 / 発達 / 外在化問題 / パーソナリティ / 年齢 / 調整効果 / 不適応 / 思考 / 対人関係 / 思考スタイル / 不適応行動
【研究成果の概要】
二分法的思考とはものごとを「白と黒」「善と悪」のように二項対立的に捉えようとする思考形態である。本研究では特に,二分法的思考と外在化問題に結びつきやすい心理指標との関連を通じて,二分法的思考の持つ意味や役割を明らかにすることを目的とする。第1に二分法的思考は誇大型の特権意識と強く結びついていた。第2に,外在化問題に結びつきやすいパーソナリティ特性であるダーク・トライアドは,二分法的思考と関連していた。第3に,二分法的思考は年齢にともなって直線的に低下していた。第4に,二分法的思考と攻撃性との間には正の関連が認められるが,その関連の大きさは若い年齢集団ほど大きいという効果が認められた。
【研究代表者】
【研究協力者】 |
橋本 泰央 | |
下司 忠大 | |
三枝 高大 | |
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【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【配分額】4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)