協働的な学習環境におけるモニタリングと日本語読解学習に関する研究
【研究分野】日本語教育
【研究キーワード】
読解 / メタ認知 / モニタリング / 他者への説明 / 授業 / 説明 / CLIL(内容言語統合型学習) / 授業実践 / 日本語教育 / 協同 / 日本語読解 / 文章理解
【研究成果の概要】
文章理解におけるモニタリングの働きを促す学習方法として「他者への説明」がある。本研究では,説明構築プロセスを他の学習者と協働で行うことにより,内容理解の深化とモニタリング技能の意識化を目指した。実践では,1)作文を読みその内容をグループでポスター化する活動と2)ペアで文章をレジュメ形式にまとめる活動を行った。活動中には「思考をまとめる形式の提示」「説明の評価基準の意識化」「協働的学習環境の設定」があった。事前事後の作文から内容面・文章構造面の向上が示された。学習者コメントから,日本語力・発信力・思考力が高まった実感と協働作業による学習方法への気づきがあったことが示された。
【研究代表者】
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2018-03-31
【配分額】1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)