歴史生態学から見るメラネシアの人間-サンゴ礁関係:ソロモン諸島の海上居住民の事例
【研究分野】文化人類学・民俗学
【研究キーワード】
メラネシア / サンゴ礁 / 歴史生態学 / ソロモン諸島マライタ島 / 自然 / 自然環境 / ラウ/アシ
【研究成果の概要】
本研究は、サンゴ礁と密接に関わりながら暮らしてきたメラネシアの「海の民」と呼ばれる人々を事例とし、人間生活と自然環境の相互構成に注目する歴史生態学のアプローチをとることで、人間-サンゴ礁関係の人類学という新たな領域を切り拓くものである。同地域のサンゴ礁は近年、生物多様性がきわめて高い海域として注目されているが、他方で、地球温暖化や商業的漁業による生態系破壊が懸念されており、これに対し政府や国際NGOによる環境保全プロジェクトが各地で試みられている。本研究はこのように、ローカル/ナショナル/グローバルな諸動向が「社会・文化」と「自然」の両面で交差し合うメラネシアのサンゴ礁を人類学的に考察する。
【研究代表者】
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2017-08-25 - 2019-03-31
【配分額】2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)