軍事郵便がもたらした体験の共有化と大衆化に関する研究
【研究分野】日本史
【研究キーワード】
メディア / 宗教学 / 戦争 / 日本史 / 民衆史 / 社会学 / 記憶 / 郵便
【研究成果の概要】
本研究では、軍事郵便を戦時期の民衆意識を分析するための資料としてとらえ、各地に所蔵される軍事郵便の調査をおこなった。東海地方・関西地方・中国地方・東北地方の調査を中心におこない、各地に所蔵される軍事郵便の一端を明らかにした。また、調査のなかで軍事郵便だけではなく静岡連隊の従軍カメラマンの写真資料からは戦争体験の共有化について分析し、さらに銃後における紙芝居やカルタ、人形、逓信省の雑誌などを分析することで、戦争の大衆化が大人から子どもまで拡大・浸透していたことを明らかにした。本研究の成果は論文のほかに、郵政資料館や専修大学において展示をおこなうことで広く公開した。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
粟津 賢太 | 南山大学 | 付置研究所 | 研究員 | (Kakenデータベース) |
西村 明 | 東京大学 | 人文社会系研究科 | 准教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【配分額】7,540千円 (直接経費: 5,800千円、間接経費: 1,740千円)