植民地期朝鮮における文化運動の展開と植民地権力
【研究分野】東洋史
【研究キーワード】
朝鮮 / 文化 / 言論 / 植民地支配 / 教育 / ナショナリズム / 植民地 / 言語 / メディア / 文化運動
【研究成果の概要】
植民地期朝鮮において展開された文化運動の性格は、従来、日本の植民地支配に対する「抵抗」の論理として評価されてきたが、実際にはそのような「抵抗」の論理を体現しつつも、支配権力との関係は常に対抗的であるわけではなかった。「文明」への希求、政策への協力といった次元において、支配権力との間で緊張関係を強いられたのであった。本研究では、教育、言論、生活改善などの側面に注目しながら、この関係性について明らかにするほか、支配権力による朝鮮文化構築への介入の実態について調査した。
【研究代表者】
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2009 - 2010
【配分額】3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)