中国対外政策決定の構造的特徴ーー「回転ドア」を手掛かりに
【研究分野】国際関係論
【研究キーワード】
政策決定 / 地域研究 / 国際関係 / 中国の外交 / 中国 / 対外政策 / 中国外交
【研究成果の概要】
本研究は「回転ドア」を切口に、中国の対外政策決定プロセスにおける構造的な特徴を明らかにした。中国建国から現在に至るまで、対外政策にかかわる組織間の「回転ドア」は主に以下の三つにおいて観察される。①党(中聨部)ー政府(外交部);②地方政府ー国有企業;③党・政府・軍・国有企業・地方政府ー学者。
本研究を遂行する上で、まず中国の主な外交組織、そして主な外交官のデータベースを構築した。そして対外政策の人的にネットワークにおいて、党と政府には相関関係がみられるが、近年外交部と中聨部の役割分担が顕著である。他方、地方政府に関係するネットワークは中国の縦割りの統治構造(「条」)に強い影響を受ける。
【研究代表者】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2022-03-31
【配分額】3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)