コーパス言語学的手法に基づく会話音声の韻律特徴の体系化
【研究分野】言語学
【研究キーワード】
韻律 / アノテーション / 日常会話 / 話し言葉コーパス / コーパス / 会話音声 / コーパス言語学 / 音声 / イントネーション
【研究成果の概要】
本研究課題の目的は、『日本語日常会話コーパス』(CEJC)に対する韻律ラベリングを通して、韻律ラベリングスキームX-JToBIをベースに、くだけた発話を多く含む会話音声の韻律体系を実証的に検証・確立することである。CEJCは200時間の多様な場面の日常会話を含むコーパスであり、そのうち20時間に相当するコアと呼ばれるデータセットを対象に、X-JToBIを簡略化した体系(「簡易版X-JToBI」)に基づきラベリングを実施した。その上で、自発性の高い独話と比較しながら日常会話のラベリングデータを分析することにより、日常会話の韻律的特徴を実証的に明らかにした。
【研究代表者】