情動伝染を用いた集団型感情喚起ディスプレイの構築
【研究分野】ヒューマンインタフェース・インタラクション
【研究キーワード】
バーチャルリアリティ / マルチモーダルインタフェース / 認知科学 / 情動・感情 / マルチモーダルインターフェース
【研究成果の概要】
本研究では, 他者からも観測可能な感情の変化と関連のある身体反応を擬似的に生成・再現する装置装置の開発を行った.悲しみや感動,喜びといった感情状態と関連のある涙に注目し,目元から頬にかけて人工涙液を流すことで擬似的に涙が流れているように錯覚させる眼鏡型のウェアラブル装置を作成し,眼鏡を承着した実証実験を行い,装着者に対して悲しみや感動といった感情喚起ができていることを確認した.擬似身体反応提示装置を使用する被験者と,提示される擬似身体反応を観察することが可能な最小限の人数である3名程度の被験者において実験を行い,集団に対する効果の確認提示手法の有効性を判断することができた.
【研究代表者】
【研究連携者】 |
鳴海 拓志 | 東京大学 | 大学院情報理工学系研究科 | 講師 | (Kakenデータベース) |
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【研究協力者】 |
吉田 成朗 | 東京大学 | 大学院情報理工学系研究科 | 助教 |
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【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【配分額】3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)