ブロックチェーン技術を基盤としたサイバーフィジカルライフサイクルシステムの構築
【研究キーワード】
ブロックチェーン / CPS / ライフサイクルマネジメント / デジタルツイン / ライフサイクル / サイバーフィジカルシステム
【研究成果の概要】
資源循環の過程で所有権が様々なステークホルダに移ってゆく人工物の情報を、リアルタイムに収集するためのブロックチェーン技術について検討を行った。具体的には、現実世界における製品ライフサイクルの状態をサイバー空間のデジタルモデルに反映させ、サイバー空間において様々な検証・分析を行うためのプラットフォーム Cyber-Physical Lifecycle System (CPLS)のアーキテクチャについて検討した。
個々の製品や設備の故障・廃棄のタイミングや各部品の劣化状態などは、その使用環境、使用頻度、メンテナンス回数などに大きく依存するため、製品個別の状態や循環の経路を把握し、その情報に基づいて再生処理の内容やタイミング、再利用先などを管理することが重要となる。このとき、多くの所有者を経由する資源循環のマテリアルフローをブロックチェーンによってどこまで詳細に把握し、現実世界のライフサイクルをサイバー空間においてどこまで正確に再現することができるか、具体的な製品を例題として検証するためのプロトタイプシステムを構築した。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
高本 仁志 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 | 情報・人間工学領域 | 主任研究員 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2021-04-01 - 2024-03-31
【配分額】4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)